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名曲千夜一夜物語-280~"Can't Stand Losing You"-The Police-1978

更新日:2019年2月28日



アルバム"Outlandos d'Amour"収録

Sting – lead vocals,bass

Andy Summers – guitar

Stewart Copeland – drums

1977年結成した時点ですでに3人共に音楽シーンで活動をしていた"The Police"のデビュー作"Outlandos d'Amour"~無法者-outlaws-,特殊部隊兵-commandos-,仏語の「愛の-d'amour」を組み合わせた造語~は質の高い楽曲揃いの名盤です。


"Sting"はローカルながらメインアクトをこなすJazzバンドで、

"Stewart Copeland"はプログレバンド"Curved Air"で、

"Andy Summers"はJazz,セッション、"Soft Machine"ですでに音楽活動を重ねていました。

この曲にはソロ後の"Sting"作品の"Sting"節をはっきり感じます。





当時のプロモーションビデオ

1983年ジャマイカでのLIVE。

70年代は名曲の時代と言われますが、この時代にHard rock,R&B,Black contemporary, country rock,contemporary Jazz-Fusion,などの基本的ジャンルの様式が明確になり

その線での名曲~第一世代~が出そろった感があります。

70年代後期になって、それらとは異なる視点または異種融合の新たな試行錯誤が

みられるようになってきました。

それらはいくつかの音楽的様式を併せ持っているので音楽的なカテゴリーにあてはめるのがむつかしいので"New wave"と呼ばれます。”The Porice”もそのようなバンドです。

見方を変えれば、そのアーティストの独自性、キャラクターがより浮き彫りになってきたといえるかもしれません。

一方で音楽技術や制作方法を駆使して音楽をつくり、表現するのが高度になってきたメジャーの音楽

シーンに対して、"音"を手段に自分たちを簡単に表現したいんだと感じる若者たちから

"punk rock"が生まれます。"Ramones","Sex Pistols",など、最初はNew YorkからそしてLondonへと拡大していきます。それは80sのひとつの大きな音楽界での動きのひとつ。


"The Police"はそれらとは違い、音楽制作のプロ集団です。デビューアルバムの制作時間も

10日間と短いものです。技術や経験が備わっていたことがあきらかです。


しかも"Sting"も"Andy Summers"もJazzに精通し"Stewart Copeland"はプログレ界の強者と渡り合ってきている。


"The Police"のデビュー盤が名盤なのもうなずけます。


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