"Mi noche triste"
from"film-Mi noche triste"
written by Samuel Castriota
Tango発祥の地アルゼンチン・タンゴです。
Samuel Castriota作曲で1915に器楽曲で発表されました。当時のTangoが演奏される状況がわかる面白い映像です。
その後アルゼンチンの詩人"Pascual Contursi"が歌詞をつけ,歌手で俳優でもある
"Carlos Gardel"が歌って歌曲として定着しました。
それが1930年のこちらです。
タンゴを歌曲として成立させた人として知られています。
"Tango"はこうして世界的に広まっていきますが、"Bal-musette"にしろ"Tango"にしろ
民衆の憩いのダンス音楽として好まれました。
フランスでは独自の”Cabaret”文化の中でこれらの音楽はひろがりを見せていったのです。
”Cabaret”文化はフランスでは15世紀からその痕跡がみられていて、
18世紀には詩人や作家、芸術家、音楽家の集う場となり、そこで出会った詩人と音楽家が
共に曲をつくり、歌い手に歌われていくという、文化創造の場となったのです。
しかし1816年、皇室を批判した行動、活動がみられたということで
”Cabaret”は閉鎖されてしまいました。
代わって生まれてきたのが"Cafe"であり、食事を提供しながら音楽が楽しめる場として
19世紀から市民権を得ることとなり、民衆のあいだに広がっていきました。
一方”Cabaret”のようなダンス、ショーなどが楽しめる場は、オランダ、英国
ドイツ、ポーランドとヨーロッパに広がっていきます。
つまり、アメリカ大陸を植民地化したフランス、スペイン、英国は
同時にこのような文化を持ち込んだのです。