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名曲千夜一夜物語-09~"Rebeka"-Zygmunt Białostocki-1932

執筆者の写真: jazzdrumclubjazzdrumclub

"Olga Avigail & Tango Attack"

Olga Avigail - vocal

Hadrian Tabęcki - piano

Grzegorz Bożewicz - bandoneon

Piotr Malicki - guitar


written by Zygmunt Białostocki


ヨーロッパのカフェでは一晩に何度もリクエストがくるという、

ユダヤ系ポーランド人作曲家"Zygmunt Białostocki"の作品です。

演奏は2016年のものですが上梓されたのは1932年です。

"Zygmunt Białostocki"は1910年代から1940年頃までの間、映画や舞台の音楽を多く手がけ

"cabaret"の演目のディレクターも務めました。

”REBEKA"は貧しいユダヤの若い女性店員が、

新聞を買いに訪れた素敵な男性客と恋に落ち、

輝ける未来を思い描き語る、というストーリーを

歌っています。


土地を持たず苦難を背負ったユダヤ民族の想いも

込められているように感じます。

"Zygmunt"は第二次大戦中に強制収容所で亡くなってしまいました。

ここで歌っている”Olga Avigail Mieleszczuk”はユダヤのルーツにフォーカスし

ポーランドとイスラエルを行き来して活動している若き音楽家です。








こちらは 1932年当時の音源です。

Stefan Witas - vocal

Henryk Gold - arranger,director






"Henryk Gold"はポーランド生まれの作編曲家です。

無声映画の時代に多くのミュージシャンが無声映画の伴奏で成形を立てていましたが、

時代が変わり、トーキー映画になったことでヨーロッパ多くのミュージシャンが

職にあぶれることになりました。

"Henryk"はミュージシャンの中心となって楽団をつくり演奏の場を

"Cafe","Revue theater"などにもとめ、ビジネスとして成り立たせる活動をした一人です。

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