”Tangerine Dream”の代表作。
A面に"Rubycon part1"
B面に"Rubycon part2"の2曲
"Edgar Froese" -organ, mellotron, guitar, gong and VCS 3
"Peter Baumann" -Fender Rhodes, organ, EMS Synthi A, voice and ARP 2600
"Christopher Franke" -double Moog,gong, Synthi A, organ
"Virgin Records"から発表された"Rubycon”は、英国で14週10位を獲得し、
彼らの英国での最高順位となったアルバムです。

クレジットにある"ARP 2600"はこれです。名機として知られる米国産のシンセサイザー。
これにはスピーカーやスプリング・リバーブがついていて、独特なサウンドが得られるため愛好者が多い。
またARPでは、多くのProgressive Rockで使われた、
ストリングスを表現するための専用機

"ARP String Ensemble"も大ヒット製品でした。
135話Camelの”Luna Sea"でイントロから聴ける音はこの楽器です。

これは"mellotron"です。実は鍵盤がスイッチになっている
’テープレコーダー’です。この大きな躯体の中にヴァイオリンやフルートなど、音を録音したテープがカートリッジ状で仕込まれていて鍵盤を押すと再生されて鳴るようになっているのです。
"The Beatles"の曲"Strawberry Fields Forever"のフルートの音はこれです。
幸運なことに、私が修行したスタジオにはすべてがあったので、使って親しむことができました。これらはいわゆるアナログ機器ですが、デジタルでは得られない音なので、
今でも愛用する人が多い楽器たちです。ついでにいえば

修行したスタジオには、これもありました。
高さ1 m,幅2 m以上ぐらいある大きなARP製のシンセサイザーです。
音が強力に太くて最高でした。
映画『未知との遭遇-1977年』で宇宙人との接触のために使われ
画面にも映っているのはこのシンセです。