Miles Davis – trumpet Julian "Cannonball" Adderley – alto saxophone John Coltrane – tenor saxophone Bill Evans – piano
Paul Chambers – double bass Jimmy Cobb – drums
これは聴いてすぐそれまでのBopスタイルの演奏とは違うことがわかります。
このアルバム”Kind of Blue"からモードジャズというアプローチが確立されたのです。
実に様々なアーティストが影響を受けた、と言っています。
ここで共演しているJohn Coltraneはその後名盤"My Favorite Things"1961を発表、
ロックギタリストDuane Allmanはソロのアプローチに影響を受けたと語り、
プログレッシブロックバンド”Pink Floyd”は彼らの名作”The Dark Side of the Moon”に影響を受けた部分がある、とも語っています。
モードジャズというアプローチは、演奏者がより独創的なアドリブができて、かつ美しい音空間が生まれる枠組みを創った、と言うことができます。
そしてその方向性にのって彼とステージを共にしたジャズマンが1960年以降
Jazzの可能性をさらに広げていくことになるのです。