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名曲千夜一夜物語-473~"Free Man in Paris"-Joni Mitchell -1974

更新日:2021年1月8日


アルバム"Court and Spark" 収録

Joni Mitchell - Vocals,Piano

Joe Sample - Piano

John Guerin - Drums

Max Bennett - Bass

Milt Holland - Chimes

Tom Scott - Oboe

David Crosby,Graham nash,Jose Feliciano - Backing Vocals

Milt Holland - Chimes,Tom Scott - Oboe

"Joni Mitchell"はデビューアルバム"Song to a Seagull"から4作目"Blue"までを

米国を代表する歌手"Frank Sinatra"が立ち上げた"Reprise Records"から

作品を発表していましたが、

5作目"For the Roses"から"Geffen"が立ち上げた"Asylum Records"に移籍します。

"David Geffen" とは感性が合う良い友人でもあったようです。


"Asylum Records"に移籍した後の5作目から、それまで"Folk rock"分野の

"David Crosby","Graham nash"らと制作してきた制作陣に

"Jazz-fusion"分野のアーティスト"Tom Scott","Wilton Felder"が加わり、

この"Court and Spark" では

"Joe Sample","Larry Carlton"ら"The Crusaders"の面々も加わって

現在の"Joni Mitchell"の作品の世界に近づいています。


この曲の"Free Man"とは実は"Geffen"のことで、

"Mitchell","Geffen"と、米国のロックバンド"The Band"の"Robbie Robertson"夫妻と

パリに旅行した時に"Geffen"が口にした音楽業界での多忙への不満を歌詞にした曲です。


<Free Man In Paris>

The way I see it he said

You just can't win it

僕が思うには・・彼は言った

どうにもならん


Everybody's in it for their own gain

You can't please 'em all

誰もが自分が得をするために業界にいるんだ。

彼ら全員の力になることなんか出来やしない。


There's always somebody calling you down

I do my best

And I do good business

いつだって悪口をいう奴はいるもんだ。

ベストを尽くすさ

いい仕事もする


There's a lot of people asking for my time

They're trying to get ahead

They're trying to be a good friend of mine

時間を割いてくれないかと頼んでくる人ばかり

上に行きたいのさ

みんな私とお近づきになりたいと思っている



I was a free man in Paris

I felt unfettered and alive

There was nobody calling me up for favors

パリでは解放されてたよ

自由に生きている実感があった

どうにかしてと電話をしてくる奴らもいなかった


And no one's future to decide

You know I'd go back there tomorrow

But for the work I've taken on

Stoking the star maker machinery

Behind the popular song

そいつの将来をどうにかしなきゃいけない奴もいない

でも明日には戻らなきゃいけないんだ

引き受けってしまった仕事のためにね

スター製造機に火をくべるってこと

芸能界の裏側でね



"Elton John"による演奏

2000年







"Elton John"は1970年代に大成功を果たした英国生まれのシンガーソングライターです。

60年代にはバックバンドやキーボーディストとしても活動し、経済的にも

経済誌フォーブス誌の「世界中で最も稼いでいるミュージシャン」3位に

なった(2013)こともある程の成功者です。


次回は"Elton John"に焦点をあてて、名曲を追います。

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