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名曲千夜一夜物語-339~"Glad To Sad To Say"-Gong-1970



アルバム"Magick Brother"収録

Daevid Allen – vocals,guitar, bass

Gilli Smyth – space whisper

Didier Malherbe – flute, saxophone

Rachid Houari – drums, percussion




"Canterbury scene"の中心的存在"Gong"。このサウンドは今でいうならば"post rock"とも言えるサウンドです。これを1969年に制作したのは、欧州を放浪していた"Daevid Allen"。

オーストラリアで生まれた彼は欧州に渡りヒッピーのように生活しつつ音楽活動をはじめました。

1950年代に米国で起こった社会運動~ビートジェネレーションを思想の背景にもち、個人の解放と意識の浄化を基本においていて、時代的背景もあってドラッグカルチャーとの関係もあります。そのような環境がこのようなAcid的で静的サウンドを生んだのかもしれません。


アルバムを通してどの曲も微妙な作りこみがされていて、"Free Jazz"の感覚でポップスをつくったように感じさせる作品です。

インスピレーションを記録したようなフレーズであるのに再現性も高いと思われる完成度の高い作品です。


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