Karen Carpenter – vocals, drums
Richard Carpenter – vocals, keyboards, arrangements and orchestration
Joe Osborn – bass
Hal Blaine – drums
作曲-Burt Bacharach
作詞-Hal David
"Carpenters"の最初の大ヒット曲です。
"Carpenters"は外部の作曲者につくられた曲を"Richard"が編曲する、というのが基本的制作スタイルでした。
この曲は1963年に2人の歌手によって発表されています。
"Richard Chamberlain"
米国の俳優・歌手で後に英国に活動の場を移しました。
"The Towering Inferno-1974"
"Shogun・将軍-1980"
など映画テレビで活躍しました。
"Dionne Warwick"
作曲家のバカラックと出会い、1963年にデビュー。
Burt Bacharach & Hal Davidチームの作品を多く歌いました。
"Carpenters"のヴァージョンが一番良く響いてきます。
"Karen"の他に類をみない声質と天性の歌唱力はもちろんですが、 "Richard"の編曲力
特に弦の処理は見事です。多くのポップスの編曲家が"Carpenters"作品の弦アレンジをお手本にしています。
ここで"Karen"はドラムを叩いていますが、元々彼らはJazz系のユニットでやろうとしていたのです。"Karen"は当初ドラムを演奏していこうと考えていたのです。
それがちょっとしたきっかけで歌うこととなり、不世出のシンガーとして記憶されるようになったのは運命というべきか、音楽史に残る出来事です。
"Burt Bacharach"は米国音楽史に欠かせない大御所作曲家ですが、ポップス界だけではなく映画の仕事も多くこなしました。彼が世にでるきっかけになったのは
稀代の女優・歌手の"Marlene Dietrich"との出会いでした。"Dietrich"とは27歳も歳が違いますが、1958年から公私ともに彼女の歌手活動を支えます。
バックのオーケストラの指揮、アレンジ及びピアノ演奏などを八面六臂の活躍で
注目を集めるようになったのです。
作詞家"Hal David"とのコラボレーションが有名です。
"Bacharach"の名曲をいくつか聴いてみましょう。