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名曲千夜一夜物語-145~"Top Of The Bill"-Scorpions-1975

執筆者の写真: jazzdrumclubjazzdrumclub


1975年発表のアルバム"In Trance"

収録。

Klaus Meine – lead vocals

Uli Jon Roth – lead guitar, backing Rudolf Schenker – rhythm guitar,

Francis Buchholz – bass guitar,

Rudy Lenners – drums, percussion

これもパワーコードによる手法が色濃く出ている曲です。


こちらは彼らの初期の名ライブ盤

”東京テープ”1978年。これ以降

"Uli"は"Scorpions"を離れ、自分のバンド"Electric Sun”に移ります。

"Heavy metal"というジャンルは嫌いな人にとってはうるさく、過激、攻撃的というイメージが強いとおもいますが、エレクトリックギターの演奏技法の進歩に大きく貢献した

ジャンルでもあります。

作曲のアプローチも対位法や管弦楽的手法と大きく重なるというのは

意外かもしれませんが、これが英国、ドイツとヨーロッパ産(北欧にも広がります)の音楽であることを考えると、頷ける気がします。

”Heavy Metal”は”Thrash Metal”,"Death metal","Black metal"など1980年代に分派していきますが、音楽的に新しいカタチをつくろうという意欲が強くみられるジャンルでもあります。

一方,和声をJazz的なテンションコードも使う"Van Halen"などのバンドは

ポップスの分野での支持も得てスタジアムなどでコンサートを行うアリーナロックへと進んでいきます。こちらはいわゆる"Hard rock"ではありますが、

"Bon Jovi"のようにポピュラーミュージックのフィールドで活躍するバンドも

多数うまれてくるのです。

では、次回から米国のハードロックに目を向けてみましょう。


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