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名曲千夜一夜物語-123~"Tupelo Honey"-Van Morrison-1971

執筆者の写真: jazzdrumclubjazzdrumclub


"Van Morrison"は北アイルランド出身のシンガーソングライターです。

1964年にバンド"Them"でデビューします。この頃の曲では、当時セッションミュージシャンもしていた"Jimmy Page"の演奏も聴けます。

デビューして間もなく"Van Morrison"は1966年には米国にわたりソロ活動を始め、

1968年アルバム”Astral Weeks”を発表します。この作品は33年経ってゴールドディスクになるという、快挙を果たしますが、欧米では現在ひじょうに高い評価を得ています。

そして『Tupelo Honey』はプロデューサー"Ted Templeman"が最初にプロデュースした作品です。ロックンロールっぽい曲もはいっていてバリエーションに富む作品ですが

"Van Morrison"の特異性は叙事詩的で深淵な内面を歌うことにあるのです。

"Ted Templeman"は自らがアーティストとして活動していたこともあるので、

そのミュージシャンの特異性をひきだすことにたけています。

次のアルバム"Saint Dominic's Preview"では大作4曲をプロデュースして

初期の名作”Astral Weeks”でも表現された"Morrison"の叙事詩的な精神世界を実現させています。


こちらは"Cassandra Wilson"の

ヴァージョンです。

1993年”Blue Light 'til Dawn”収録

されています。

本当に彼女は名曲を選び出して自分のものにしてしまう天才です。


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