"Chick Corea"はマサチューセッツ州で生まれジュリアード音楽院で学び23歳頃からJazzのステージで演奏を始めました。
父親がトランペット吹きで、音楽的
環境は恵まれていたようです。
1966年25歳でアルバムデビューを果たします。
Milesとは1968年~1969年ですがFilles De Kilimanjaro,In a Silent Way, Bitches Brewと
MilesがエレクトリックJazzへ舵を切った時期に共演しています。
Milesと離れた後、Milesのもとで一緒だったDave Hollandと"Circle"を結成しますが、
この時期ではいわゆる"Free Jazz"という音楽理論にとらわれない演奏をしています。
しかしそれは長く続かず、1972年に"Return to Forever"を結成しデビュー作を発表。この”Spain"が収録されている"Light as a Feather"は2作目になります。
Chick Corea – electric piano
Stanley Clarke – double bass
Joe Farrell – tenor saxophone, flute
Airto Moreira – drums
Flora Purim – vocals, percussion
このメンバーも殿堂入りミュージシャンばかりですが、"Circle"で即興演奏による音楽的"Free"を経験した"Corea"は作曲の可能性に目覚めたようです。
同じ様に音楽的"Free"を経験してその後音楽の"構築美"を求めたミュージシャンは
"Charlie Haden"もそうだと言えます。
"Spain"は"Corea"を代表する作品です。素晴らしい曲です。しかしそれだけではなく彼の曲には名曲が多くあります。
このアルバムに収録されている曲はどれも名曲のクオリティーに輝いていますし、
多くの人に愛される"Chick Corea"サウンドそのものです。
これ以降彼はFusionもJazzも両方積極的に作品を発表していきます。