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名曲千夜一夜物語-104~"Spain"-Chick Corea-1972

執筆者の写真: jazzdrumclubjazzdrumclub


"Chick Corea"はマサチューセッツ州で生まれジュリアード音楽院で学び23歳頃からJazzのステージで演奏を始めました。

父親がトランペット吹きで、音楽的

環境は恵まれていたようです。

1966年25歳でアルバムデビューを果たします。

Milesとは1968年~1969年ですがFilles De Kilimanjaro,In a Silent Way, Bitches Brewと

MilesがエレクトリックJazzへ舵を切った時期に共演しています。

Milesと離れた後、Milesのもとで一緒だったDave Hollandと"Circle"を結成しますが、

この時期ではいわゆる"Free Jazz"という音楽理論にとらわれない演奏をしています。

しかしそれは長く続かず、1972年に"Return to Forever"を結成しデビュー作を発表。この”Spain"が収録されている"Light as a Feather"は2作目になります。

Chick Corea – electric piano

Stanley Clarke – double bass

Joe Farrell – tenor saxophone, flute

Airto Moreira – drums

Flora Purim – vocals, percussion

このメンバーも殿堂入りミュージシャンばかりですが、"Circle"で即興演奏による音楽的"Free"を経験した"Corea"は作曲の可能性に目覚めたようです。

同じ様に音楽的"Free"を経験してその後音楽の"構築美"を求めたミュージシャンは

"Charlie Haden"もそうだと言えます。

"Spain"は"Corea"を代表する作品です。素晴らしい曲です。しかしそれだけではなく彼の曲には名曲が多くあります。


このアルバムに収録されている曲はどれも名曲のクオリティーに輝いていますし、

多くの人に愛される"Chick Corea"サウンドそのものです。

これ以降彼はFusionもJazzも両方積極的に作品を発表していきます。


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