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名曲千夜一夜物語-89~" Dazed and Confused"-Led Zeppelin-1969



米国はひとまず置いて

ヨーロッパの60年代から70年代を見ていきましょう。

50年代に英国で盛んだった

”スキッフルバンド”ブームは60年代を迎えておさまっていき、

Rock'n'roll,Jazz rock,

Progressive rock,など

英国のミュージシャンは音楽性を明確にして活動を拡大していきました。そういう中で

"The Beatles"が1962年にデビュー、ロックンロールからサイケ、さらにポップスへと

音楽性を広げ、大衆音楽の可能性を明確にしてきます。

同時代の他のアーティストも触発され、早いスピードで音楽文化が進化したのが

70年代です。

そのひとつに"The Yardbirds"があります。Eric Clapton,Jeff Beck,Jimmy Pageという

歴史上大きく評価されている著名なギタリストが在籍したことで有名です。

『61話でThe Yardbirdsの"Farewell"を紹介しています』

このThe Yardbirdsの活動を引き継いで誕生したのが"Led Zeppelin"です。

当初はNew Yardbirds,との名前でいこうと考えていたぐらいでした。

しかしYardbirdsは、VocalのKeith Relfがバンドの方向性を決めていたのであり、

彼が辞めてギターのJimmy Pageに主権が移って、メンバーも新たになった時点で

音楽性も大きく変わったし、マーケット的に利点があるほどのネームバリューでもなかったので、新たな名前で活動することにしたのです。。

実はこのDazed and confusedはThe Yardbirdsでもやっていました。


1968年フランスでのライブです。

Keith Relfが正直、アマチュアのようなパフォーマンスです。

これはKeith Relfの良さが曲にあっていない、のであって彼が下手だと考えるべきではありません。

彼は1968年にThe Yardbirdsを辞めてFolk,Trad,Classicalな"Renaissance"を結成します。

ここで英国の音楽のルーツを考えてみましょう。

米国の"roots music"はBlues,Jazz,gospel,Bluegrass-country music,です。

アフリカから連れてこられた黒人の文化の影響と、

南部に移住したフランス人の文化、そして融合と発展、という流れがあります。

では英国では、というと

バロック音楽から発展してきたクラッシック音楽の対位法、管弦楽法、これがひとつ。

民族に伝承されてきたケルト音楽、スコットランド民謡、アイリッシュ音楽のような

伝承されてきた"Trad music"、それと米国発生の

"Rhythm & Blues","Jazz","rock'n roll","rockabilly","boogie-woogie"。

これらを背景に独自の音楽をつくりだし、演奏したのが"Led Zeppelin"なのです。

というわけで、"Led Zeppelin"は単なるハードロックバンドではありません。

名曲も色々なタイプで様々な曲があります。

さて、この"Dazed and confused"には盗作であるという問題が指摘されています。


こちらが1967年発表された

米国のシンガーソングライター

”Jake Holmes"のヴァージョン。

同じ曲ですね。

編曲は違ってもフレーズが同じ。

"Jimmy Page"はギター弾きというよりはサウンドプロデューサー、アレンジャーの面が強いアーティストです。他にも盗作!と呼ばれている曲がありますが、"Jimmy Page"は「発想を受けただけで違う曲になっている」と言います。

しかしアーティストとしてその態度は褒められません。

"Led Zeppelin"が独自の世界をつくり、強力なライブパフォーマンスをしてきた偉大なバンドであることは変わらないのだから、アーティストの権利には真摯であってほしいと思います。

ベース担当の"John Paul Jones"も単にベースだけではなくアレンジャーでもあります。

そして唯一無二のドラマー"John Bonham"この3人の才能があっての"Led Zeppelin"は

確実にロックミュージックの世界を広げました。


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