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執筆者の写真jazzdrumclub

名曲千夜一夜物語-39~" I Talk To The Wind"-King Crimson-1969



Robert Fripp:Gr

Michael Giles:drums

Greg Lake:lead vocals, bass guitar

Ian McDonald:Flute, keyboards

Peter Sinfield:lyrics

Robert Frippがリーダーですが、この作品では"Ian McDonald"の役割が大きいと言われています。

Robert FrippはホテルのラウンジバンドでJazzを3年演奏した後、"King Crimson"を結成しています。

Ian McDonaldは管楽器・鍵盤・ビブラフォンとマルチ奏者でこの1作品でKing Crimsonを脱退し演奏家、またプロデューサーとして活動します。

1976年"Foreigner"を結成してセールス的に成功しますが脱退。

Greg Lakeはギター、ベース両方こなし、1970年"Emerson, Lake & Palmer~ELP"に参加し脱退。"ELP"での活躍で有名になりました。

このように"Progressive Rock"の世界ではメンバーの流動はよく見られることです。

バンド単位というよりは個人のミュージシャンがその創作したい音楽性の実現のためにユニットを渡り歩くという図式がみられます。


このアルバムがBeatlesの"Abbey Road"を抜いた!と前回述べましたが、実はこれは『都市伝説』

英国音楽誌が「遂にデビューアルバムが『アビイ・ロード』をトップから引きずり降ろした」との記事を載せたことから伝承となったのですが、

全英チャートでは5位、全米チャートは28位です。

ローカルのチャートでおそらく一時的にそのようなことが起きたのでしょう。

でもこの作品と、ポップスアルバムの名作"Abbey Road"が同じ土俵で比較される

ということ自体が、ヨーロッパの音楽シーンの先進性を物語ります。


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