"Charlie Parker"1946年作曲の
”Confirmation”
この曲は”Bird changes”と呼ばれる和声の動きが特徴とされます。
"Be Bop"と呼ばれるJazzの形態はアドリブの可能性を広げるという目的があります。
Jazzがインプロビゼーション-即興性をもった音楽であることは、その起源の
Dixieland Jazzからありましたし、即興性こそがJazzの軸のひとつです。
"Jazz orchestra"の場合は書き譜による和声のアンサンブル、その美しさが主題となりがちです。部分的にソロパートとしてアドリブはあります。
Dixieland Jazzの場合は和声アンサンブルを即興性でつくります。同じような編成でも
違いがあります。
ただ即興性といってもメロディーにつけられた和声の進行はあるわけで、
その和声に規制されるので、同じ曲を何度もやっていると、自然に各パートのフレーズはほぼ決まってくるでしょう。
その可能性を広げるのには、背後で鳴っているハーモニーの在り方を工夫する必要がありました。そのひとつの例が”Bird changes”です。
Miles Davisの"Confirmation"
1952年の演奏です。
Miles Davisはまだ世に出る前の18歳の時に偶然Charlie Parkerと演奏を一緒にしています。
その後1944年ジュリアード音楽院に入学しすぐCharlie Parkerの元を訪ね同居。
ほぼ押しかけ女房のようだったみたいですが、その縁がMilesにとってこの世界にはいる入口であったのは確かです。”Charlie Parker”のバンドに加わって
演奏活動を始めますが、独立するまで時間はかかりませんでした。
”Miles Davis Quintet”を率いて活動を始めます。