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名曲千夜一夜物語-10~"World Weary"-Noël Coward-1928

執筆者の写真: jazzdrumclubjazzdrumclub

更新日:2020年5月9日


Noël Coward - vocal


written by Noël Coward


from”This Year of Grace”

1955年のパフォーマンス



Sir Noël Coward(1899-1973)は英国の俳優・作家・脚本家・演出家・作詞・作曲

そして映画監督という英国史に大きな足跡を残す才人です。

米国がブルースやジャズを生み出しているその同じ時、

英国では芝居や映画、そして"レビューショーで"使われる曲が

好評を博していました。


この曲のようにビッグバンドオーケストラによる編曲がみられる

のは米国からスイングジャズがはいってきた影響もあります。




”This Year of Grace”は"Noël"が脚本を書いた"Revue"の演目です。

"Revue"は今でいうところのミュージカル劇であり、ミュージカルの前身だと言えます。

日本では1913年に発足した宝塚少女歌劇団”現・宝塚歌劇団"がそれにあたります。


こちらは米国の女優・歌手の

"Pearl Bailey"のパフォーマンスです。


"Broadway"で活躍しトニー賞、エミー賞

両方を受賞している実力派です。


米国でのビッグバンドジャズの動きを受けて、

英国でもビッグバンドが盛んになってきますが、英国の方がこの曲のようなメロディアスなものが好まれたようです。

1950年代になって米国ではロックンロール、ロカビリーとロックと呼ばれる音楽が

人気となってきました。それらの楽曲が大量に英国や欧州に流れてきて、

Rockのビートをとりいれた”Skiffle”バンドが英国でも人気となってきました。

次に米国で派生した”Skiffle”とはどういうものか、迫ってみます。

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