アルバム"Metal Fatigue"収録
Allan Holdsworth – guitar
Paul Williams – vocals
Alan Pasqua – keyboard
Chad Wackerman – drums
今まで3度『323夜・379夜・663夜』取り上げた、"Jazz-fusion"界のギタリスト
"Allan Holdsworth"の楽曲です。
彼の代表曲の一つとしてあげられる楽曲です。
多くが音に歪みの無い、クリーンな音色で演奏することが多い"Holdsworth"
ですが、この曲はハードロックさながらの歪みの強いディストーションサウンドで
演奏されています。
その高度なギターのテクニックと豪快かつ繊細なフレージングで
高い評価を得ていた"Allan Holdsworth"ですが、
彼の音楽性はあまりにも『エンターテインメント性』と離れている、つまりは
”売れない音楽”なのだ、と大手のレコードレーベルからみなされ、
80年代の"Holdsworth"は自分のギターやアンプなども売り払うほど困窮していました。
彼を師と敬愛する"Eddie Van Halen"が、"Holdsworth"が音楽を
続けられるようサポートをしていたのがこの作品が発表された時期です。
大手メジャーとの契約を辞めインディーズの立ち位置で制作された
最初のアルバムがこの"Metal Fatigue"なのです。
Irwin Thomas - vocal
Alex Skolnick - guitar
Steve Hunt - keyboards,
Evan Paul Marien - bass
Virgil Donati - drums
"Allan Holdsworth"は2017年に70歳で他界しました。
そんな"Holdsworth"を敬愛するアーティストが集まり、
2021年におこなわれたのがこの"Holdsworth Tribute Live "です。
演奏を見るとドラムの"Virgil Donati"の演奏が際立って素晴らしいのが
おわかりいただけると思います。
彼はこの時63歳なのですが、"Holdsworth"とも共演した経験をもつ
オーストラリア出身のドラマーであり、作曲家でもあります。
次回から彼、"Virgil Donati"の作品に迫ります。
Comentários