名曲千夜一夜物語-702~"To the End of the World"-Pat Metheny Group-1995

更新日:6 日前


アルバム"We Live Here"収録

Pat Metheny – guitars, guitar synthesizer

Lyle Mays – piano, keyboards

Steve Rodby – acoustic and electric bass

Paul Wertico – drums,

David Blamires – vocals

Mark Ledford – vocals, trumpet, Flugelhorn, Whistling

Luis Conte – percussion written by Pat Metheny, Lyle Mays

1996 年Grammy賞の"Best Contemporary Jazz Album"を受賞した作品です。


70年代からの電子楽器の進歩はすさまじく、それに伴って

リズムマシン、サンプリングマシンの機能によるフレーズ制作

そしてシンセサイザーによるコード伴奏の音色が新たな空間や色彩を

サウンドに与えるようになりました。


一方である意味デジタル処理された音楽に反発し、生楽器による演奏と制作に

こだわる音楽家も増えてきました。

その両方を面白く受け止めて両方のスタイルで作品を制作する音楽家も

また多くいます。

"Pat Metheny"はその一人です。

1998年の日本でのライブです。

Pat Metheny - guitars

Lyle Mays - Piano, Keyboards

Steve Rodby - bass

Paul Wertico - drums

Armando Marçal - percussion

David Blamires - Vocals, Flugelhorn, Trumpet

Mark Ledford - Vocals, Guitar, Percussion, Trumpet

ここで、最初から流れているドラムのフレーズは、サンプリングされた音が

再生されているのであり、"Steve Rodby"が叩いているものではありません。

"Steve Rodby"はそのフレーズにかぶせた形で演奏しています。


この頃は"Synclavier"という電子楽器~録音機でもあり、シンセサイザーでもある~

をライブでも使っていました。

なので、"Lyle Mays"がピアノでソロをとっていても、

ストリングスのようなサウンドが同時になっているわけです。

ストリングスのようなサウンドはあらかじめ"Synclavier"に録音されているのです。


またピアノソロの後の"Pat"のソロはギターシンセサイザーのシステムを利用して

"Synclavier"の音色でソロをとっています。


ということは、録音したテープを流して、それと一緒に演奏しているのと

同なのですが、彼らのパフォーマンスは

生演奏のライブの息遣いや熱を十二分に発揮している

素晴らしいライブになっています。


すべては”技術を”いかに活用するかであり、”技術の進歩を上手く取り込んで

音楽の表現の幅を広げているのです。

"Pat Metheny Group"はその点でとても卓越したパフォーマンスを魅せてくれます。

感動の幅も深く広げられた素晴らしいパフォーマンスです。

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