アルバム"Temptations"収録
Holly Cole – vocals
The Colettes – background vocals
Aaron Davis – piano, arranger,
David Piltch – acoustic bass, arranger,
Cyro Baptista – percussion
Dougie Bowne – drums
Craig Street – producer
written by Tom Waits
1995年に発表された"Holly Cole"のアルバムは全曲"Tom Waits"の楽曲です。
"Tom"へのオマージュのような作品と思われますが、
編曲やアプローチがジャズ歌手"Cassandra Wilson"の作品に通じるような
ソリッドでパーカッシブなビートで
制作されています。
Tom Waits - vocals, electric guitar, piano
Bob Alcivar – conductor
Ronnie Barron – organ, piano
Roland Bautista – guitars,
Greg Cohen – bass,
Victor Feldman – percussion, chimes, glockenspiel
"Big John" Thomassie – drums
"Tom"のオリジナルはベースのリフが、たゆたゆ感をつくりだし、
ゆったりとしたサウンドになっています。
しかしその上に、パワーに満ちた情感あるTom"の声がのることで
曲の情感を十二分に爆発させています。
私は"Holly Cole"のテイクの方が好きです。曲としては。
しかし両者ともに楽曲の軸となっている世界観は共通しています。
結局、"Tom"の世界を表現するには"Tom"の声が不可欠なのであって
しかし他の人には"Tom"の声がだせない。
そこでとられた"Holly Cole"のアプローチは見事です。
プロデューサーは"Craig Street"実は彼は
"Cassandra Wilson"のブレイクアルバム"Blue Light 'til Dawn"を
プロデュースした人なのです。
そしてそのことが彼のキャリアをもブレイクさせたのでした。
次回からは"Craig Street"のプロデュース作にせまります。
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