アルバム"After the Gold Rush"収録
Neil Young - Vocals, Guitar, Harmonica, Piano,
Stephen Stills - Backing Vocals
Billy Talbot - Bass
Ralph Molina - Drums
written by Neil Young
"Neil Young"は彼の声のキャラクターが嫌いと言う方もいらっしゃいますが、
アメリカンミュージック史において大きな存在感を放っているミュージシャンです。
彼を知る多くの人々が”傑作”として最初にあげるのは、この曲です。
<Neil Young - After The Gold Rush-Lylics>
Well I dreamed
I saw the knights in armor comin'
Sayin' something about a queen
There were peasants singin'
and drummers drummin'
And the archer split the tree
There was a fanfare blowin' to the sun
That was floating on the breeze
僕は夢を見たんだ
鎧に身を包んだ騎士がやってきて
女王様について何かを言った
そこでは農夫たちが歌っていて
太鼓叩きが太鼓を叩き
弓使いが弓を木に射っていた
トランペットの音が太陽にまで届き
そよ風の中を漂っていた
Look at Mother Nature on the run
In the 1970s
Look at Mother Nature on the run
In the 1970s
母なる自然が
七十年代を走り過ぎていくのを見つめてる
母なる自然が
七十年代を走り過ぎていくのを見つめてる
I was lyin' in a burned out basement
With the full moon in my eyes
I was hopin' for replacement
When the sun burst though the sky
There was a band playin' in my head
And I felt like getting high
僕は焼失した地下に身を横たえて
瞳いっぱいに映る月を眺めていた
僕は元通りになることを求めていた
太陽が空を照らすときには
頭の中で楽器隊が演奏していて
気分がよくなるはずだったんだ
I was thinkin' about what a friend had said
I was hopin' it was a lie
I was thinkin' about what a friend had said
I was hopin' it was a lie
僕は友達の言ったことを思い浮かべて
それが嘘だったらいいのにと思っていた
友達の言ったことを思い浮かべて
それが嘘だったらいいのにと思っていた
Well, I dreamed
I saw the silver space ships flyin'
In the yellow haze of the sun
There were children cryin'
and colors flyin'
All around the chosen ones
うん、僕は夢を見たんだ
銀の宇宙船が飛んでいた
太陽の黄色いもやの中を横切りながら
子供たちは泣いていて
色彩は奪われてゆき
万能の選ばれた神たちのもとへ飛んでいった
All in a dream,
all in a dream
The loadin' had begun
全ては夢に過ぎなくて
全ては夢に過ぎなくて
荷造りが始まった
Flying Mother Nature's silver seed
To a new home in the sun
Flying Mother Nature's silver seed
To a new home
母なる大地の希望の種が
新らたな太陽が守る家へ飛んでいく
母なる大地の希望の種が
新しい…
80年頃のライブです。
特に80年代以降の"Americana country music-rock"は人々の実人生にかかわる詩が
多いのですが、この曲はそれらとは
趣が違います。
とり方は聴く人の自由に解釈して頂ければよいのですが、
60年代後半から70年代にかけては
"Americana music"の円熟期で、のみならず、英国も含めて
"Rock", "Jazz", "Blues", "Country", "Funk", "R&B", と
音楽的な美しさの観点からみれば、素晴らしい傑作のオンパレードだと私は感じます。
それが80年代以降になると、行き過ぎた資本主義の歪みに代表される
"悪化していく社会情勢"が詩のテーマとしてふえていきますし、
音楽的にもコンピューターの進化に伴って
<弾いて、作って、歌う>という人間直結の制作ではない制作、
<頭で考えて造る>制作と表現しますが、
そのようなものが増えてきます。
70年代をリアルにアーティストとして生きた"Neil Young"だからこそ、
この世代に見えている情景があるのだろうと思います。
私は幸せなことに70年代は多感な10代の時代と重なっています。
その時期に20代で実際に創造に走っていた彼らとは勿論見え方は違うのですが
かれらの楽曲にリアルタイムで感動を受けた世代として
共通した想いを感じるところがあるのです。
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