
名曲千夜一夜物語-658~"Friend of the Devil"-Grateful Dead-1970
アルバム"American Beauty"収録
Jerry Garcia – vocals, guitar, pedal steel, piano,
Mickey Hart – percussion
Bill Kreutzmann – drums
Phil Lesh – bass, piano, vocals
Pigpen – harmonica, vocals,
Bob Weir – guitar, vocals
David Grisman – mandolin, written by Jerry Garcia, Robert Hunter
両サイドのアコースティックギターのサウンドがとてもリアルで
"CSN&Y"や"Simon & Garfunkel"など、アコースティックギターを効果的に活かした
70年代のサウンドが反映された曲です。
このテイクでも曲の冒頭で
短く"Jam"がおこなわれて
曲にはいっています。

"American rock"を語るうえで
欠かせない名盤です。
アメリカの音楽は、"French", "England", "Irish", "African"の各文化を土台としてそれぞれの文化が反映されて
"folk", "country", "jazz", "bluegrass", "blues", "gospel"などの
ジャンルが土台となって相互に影響を与えながら
成長しています。
"Grateful Dead"は西海岸"San Francisco"で活動をはじめたバンドです。
なのでこのアルバムも西海岸の空気感が満ちています。
"country-music"的楽曲でも"Texas"のそれとは違う"匂い"をもっています。
この時代の米国の匂いがプンプン詰まったアメリカンロックの名盤です。
次回は70年代前半にブレイクした、これも米国の音楽史に大きな存在感を刻んだ
"The Doobie Brothers"に迫ります。