アルバム"The Way It Is"収録
Bruce Hornsby - Vocals, Piano, Synthesizer
Joe Puerta - Bass,
John Molo - Drums, Percussion
George Marinelli - Guitars
David Mansfield - Guitars,
Producer – Bruce Hornsby & Elliot Scheiner, written by Bruce Hornsby
"Bonnie Raitt"とも長くステージを共にした、"Bruce Hornsby"は
米国籍のキーボーディストで作曲家です。
父は弁護士であり不動産投資をしており、"Bruce”は裕福な家庭で育ちました。
大学で音楽を学び、23歳で卒業後、ミュージシャンとしてのキャリアを始めます。
<The Way It Is - 歌詞>
Standing in line marking time, waiting for the welfare dime
'Cause they can't buy a job
The man in the silk suit hurries by
As he catches the poor old ladies' eyes just for fun he says, "Get a job"
列を成して待つ人たち
彼らはわずかな生活保護を求めて待っている
それは仕事に就けないから
絹の高級スーツを着た急いで行こうとしている男が
貧しい年老いた婦人に目を止め冗談交じりで言ったんだ
”仕事に就きな”
That's just the way it is
Some things will never change
That's just the way it is
But don't you believe them
そんなもんなんだ
絶対に変わらないものってあるんだ
実際起こってるんだよ
でもそんなことないって思うのかい
They say hey little boy you can't go where the others go
'Cause you don't look like they do
Said hey old man how can you stand to think that way
Did you really think about it before you made the rules, he said, son
”おい、坊や君は他の子たちとは行けないんだ、
だって君は他の子とは見た目が違うからね”
子供は言ったんだ”ねぇ、おじさん、そういう風に思う前に
本気で考えたことある?”
He said
That's just the way it is
Some things will never change
That's just the way it is
But don't you believe them
彼は言った
そんなもんなんだ
絶対に変わらないものってあるんだ
実際起こってるんだよ
でもそんなことないって思うのかい
Well they passed a law in '64
To give those who ain't got a little more
But it only goes so far because the law don't change another's mind
When all it sees at the hiring time is the line on the color bar
1964年に成立させた公民権法は
差別される人々を少しは救ったけど理想には程遠い。なぜなら
法律は人の心までは変えられない。
人を雇う時はいつだって、肌の色が基準になる。
この曲は彼の最初で大きなヒットとなった曲です。
歌詞はご覧の通りに社会性があり、1987年に
"Bruce Hornsby And The Range"としてグラミー賞の新人賞を受賞しています。
1990年のライブです。
"Hornsby"の軽快でファンキーな
ピアノが楽しめます。
"Hornsby"はミュージシャンとして自分のバンドの演奏の他、多くの人とステージを
ともにしてきました。そのうちプロデューサーとしての活動も
活発におこなうようになりました。その影響もあって
"Bruce Hornsby And The Range"は1991年に解散します。
彼はまた、米国を代表するバンド"Grateful Dead"と親密な関係を続けました。
正式メンバーにはなりませんでしたが、ツアーには帯同し、
自分の曲を"Grateful Dead"のステージで歌うことさえありました。
南部ルーツミュージックをベースにしつつも、ステージでは"ジャム"を
好んで繰り広げるところが"Hornsby"のジャズ的な背景と一致したようです。
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