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名曲千夜一夜物語-589~"Echo"-Sadao Watanabe-1979



アルバム"A Night with Strings"収録

Sadao Watanabe - as

Souichi Noriki - piano,

Marc Johnson - bass

Peter Erskine - drums

The Tokyo Symphony Strings

composed by Sadao Watanabe


"渡邊貞夫"氏は世界から高く評価された日本のジャズ奏者・作曲家の草分けの

アーティストと言ってよいでしょう。

1953年20歳で"龝吉 敏子"氏のカルテットに加入してプロとしてのスタートを切りました。

1961年にリーダーアルバムを発表する一方で翌年、"Berklee College of Music"に留学

国内外の幅広いミュージシャンネットワークを築き上げます。


最初の演奏は1992年発表のアルバム"A Night with Strings"からのテイクですが、

この曲の初発表は1979年のアルバム"Echo"です。

素敵なジャズワルツです。


アルバム"TOKYO DATING"収録

Sadao Watanabe - as

James Williams - piano,

Charnett Moffett - bass,

Jeff "Tain" Watts - drums

1985年発表



"渡邊貞夫"氏は演奏が魅力的なのは勿論ですが、作曲家として魅力的な作品を

多く残しています。

1985年に発表したこのこのテイクでは"Branford Marsalis"のリズム隊である

"Charnett"と"Jeff"が作り出すリズムの土台に"Art Blakey's Jazz Messengers"で演奏する

ピアノの"James Williams"がアメリカンジャズの空間を創り出しています。


アルバム"Echo"収録

Sadao Watanabe - Alto Sax,Flute,

Yoshio Suzuki - Bass

Akira Okazawa - Electric Bass

Drums – Motohiko Hino

Guitar – Kazumi Watanabe

Piano – Masabumi Kikuchi

Takehiro Honda - Electric Piano

Fumio Itabashi - Piano, Percussion / Hideo MiyataTenor Saxophone, Percussion

Hiroshi Fukumura - Trombone, Percussion

これが最初に世に出たテイクです。

"日野元彦"氏と"鈴木良雄"氏の繰り出すリズムの空間が前のテイクと違うことが

感じられるでしょう。

どちらがいい、ということではなく、これがジャズが"言葉"と密接な関係があることを

明確に示しています。


演奏家は内側で歌いながら楽器を演奏しているのです。日本人ならば日本語で

英語が母語であれば、英語になります。

創り出されたリズム空間の中で演奏される"貞夫"氏のサックスも

1985年のテイクとは全く違って、明らかに"日本語"的です。

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