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執筆者の写真jazzdrumclub

名曲千夜一夜物語-578~"Peg"-Steely Dan-1977


アルバム"Aja"収録

Donald Fagen – lead vocals

Michael McDonald – backing vocals

Jay Graydon – lead guitar

Steve Khan – rhythm guitar

Paul Griffin – electric piano,

Don Grolnick – clavinet,

Tom Scott – lyricon


Chuck Rainey – bass, Rick Marotta – drums, Victor Feldman, Gary Coleman – percussion

Tom Scott – lyricon

70年代は"Folk rock", "Soul", "R&B", "Funk"とそれぞれの特質を嗜好した曲づくりが

ポピュラー音楽の中にジャンルと言われる差別化が進んだ時代でもあります。

そういう流れの中で、器楽曲は"Jazz-rock"-"fusion"-"smooth jazz"というように広がってきました。

"Folk rock"のフィールドの中からは"Joni Mitchell"がいち早くJazzのハーモニー性を取り入れて作品作りを進めていましたが、

さらによりジャズよりの和声、リズムアンサンブルを活かした曲作りを進めたのが

"Steely Dan"です。


"Walter Becker"と"Donald Fagen"の2人のユニットと言ってよいのですが、

"fusion"シーンが活性化して、

ポップ性あるメロディーと

ジャズ的和声とリズムアンサンブルの

経験値を上げた演奏家を起用することで

完成度の高い作品を作り続けました。


さて次回からは日本に目を向けたいと思います。

歌曲は当然のことながら日本では日本語で歌われます。

音楽に国境はない、と言われる方もいらっしゃいますが、『歌』においては

言語とメロディーの関係性、イントネーションが大きい意味をもって

聴衆に語り掛けますので、原則的に違う言語曲は同列には扱えません。


日本語の曲はこの千夜一夜を終えた後に日本の歌曲の名曲千夜一夜をはじめようと

考えています。


一方で器楽曲はこの限りではなく、

日本でのジャズ、特にフュージョン界には欧米と並べられる良曲がたくさんあります。

次回からは日本のジャズフュージョン界を取り上げます。

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