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名曲千夜一夜物語-530~"1999"-Prince&The Revolution-1982

執筆者の写真: jazzdrumclubjazzdrumclub

更新日:2020年12月12日


アルバム"1999"収録

Prince - lead vocals, guitar,piano

Dez Dickerson - guitar

Brown Mark - bass

Bobby Z. - drums

Lisa Coleman - keyboards,

Matt Fink - keyboards

JJ on - vocals


”Prince"は正式名は"Prince Rogers Nelson"であり、1978年にアルバム"For You"でデビューしたアーティストです。

このアルバム"1999"は彼の5枚目のアルバムです。それ以前は基本的に"Prince"が曲を書き

全楽器を自分で演奏して制作しています。このアルバムからは自己のバンド

"The Revolution"と制作をするようになりました。


一般的に”Prince"は”Genius~天才"と称されることが多いアーティストですが、

多楽器を演奏することを意味するのであれば、国を問わず

特にアレンジャーとして仕事をする人にはめつらしいことではありません。

メロディーメイカーとして特に優れているというわけでもありません。

2枚目のアルバム"Prince"には良いR&B系の曲もあります。しかし、

天才と呼ばれるほどまでには至ってはいないと言ってよいでしょう。


1999年に彼の自宅内のホールでおこなわれたライブです。







"Prince"は出身地の"Minneapolis"の名前からとった"Minneapolis sound"の

創始者とされています。

定義は"Funk-rock"のサブジャンルで、同じく80年代に広がった"Synth-pop"と

"Funk-rock"を融合させたサウンドが特徴です。

その"Minneapolis sound"を明快に提示したのはこの"1999"が最初です。


1~4枚目まではあくまでも"Funk"がベースであり”R&B”を感じさせたり、

特にギターに関しては"Phsycedlic-rock"のサウンドを取り入れたりもしていますが

それらが中途半端感を感じさせる面も否めません。

"Prince"の世界は"1999"が開始点です。

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