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名曲千夜一夜物語-517~"All Good things"-MEDICINE-1995

最終更新: 6月5日


アルバム"her higness"収録

Brad Laner – vocals, guitar, bass guitar, keyboards, arrangement, production, engineering Beth Thompson – vocals, photography

Jim Goodall – drums




"Medicine"は1980年頃からパンクバンドで活動していた"Brad Laner"が結成した

"Shoegazing"のアーティストの中でそれ程メジャーではないのですが、

素晴らしいShoegazing-soundを送り出した素晴らしいバンドです。


"Shoegazing"のサウンドを最初に始めたアーティストとしては

英国の"The Jesus and Mary Chain"が1985年に発表したアルバム"Psychocandy"だと

も言われていますが、フレンチポップスのようなメロディーをやけに歪んだギターで

バッキングし、ヴォーカルには深いリヴァーブがかかっている、というもので

楽曲としては不自然な状態で、まだアイデア先行の状態です。


アルバム"her higness"の冒頭を飾るこの曲は

『調性は維持した歪みでメロディーに対する対旋律としてギターが機能している』

『メロディーはギターの音色に対して”パワーボーカル”ではなく

音域の幅が狭いシンプルなメロディー』

"Shoegazing"であり、"post rock"の雰囲気も明確に感じさせる仕上がりです。

一般的に評価が高いとは言えないのですが

"underrating"作品の代表格のアルバムです。


"Lime Sicks"

live at the whisky a go go 1995







歪んだギターの音というのはコントロールするのが音響的に非常にむつかしいものです。

ライブならばなおさらです。

残念ながら"All Good things"の試聴に耐えるライブ映像はありませんでした。

代わりに別曲で当時の彼らのライブの空気感を感じてください。

"post rock"と呼ばれるジャンルが

1990年代にはいって認知されるようになります。


音楽評論家"Simon Reynolds"はその

音楽性を次のように表しています。

「ロックからポストロックへと変わる場合、以下のような道筋をたどる。

まず語るような詞、次に意識の流れ、

次に深い響きの声、最後が

純粋なインストゥルメンタルだ」


上手く言い表しています。


"Medicine"はとても素晴らしい"post rock"を奏でた先駆者のバンドのひとつです。

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