Jonathan Butler - Vocal,guitar
writing by James Taylor
前夜で素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれた"Jonathan Butler"は
ギタリスト、ボーカリスト、コンポーザーでそれぞれを専門でおこなえるほどの
実力派シンガーソングライターです。
自己名義のアルバムは"fusion-Jazz guitar"作品もあれば"gospel-R&B"の作品もあるという
多才なアーティストです。
この曲は彼の敬愛するシンガーソングライター"James Taylor"の名曲です。
アルバム"Sweet Baby James"収録
James Taylor - vocal,guitar
こちらが作家"James Taylor"の演奏です。
Just yesterday morning they let me know you were gone
~昨日の朝のこと、僕は君が逝っちゃったって聞いたんだ
Susanne the plans they made put an end to you
~スザンヌ、あいつらが君を追い込んだ
I walked out this morning and I wrote down this song
~今朝は外に出て、この歌を書き上げた
I just can't remember who to send it to
~誰に送る曲なのかも忘れてしまったけど
I've seen fire and I've seen rain
~僕は強烈なショックも冷たいシャワーも経験してきた
I've seen sunny days that I thought would never end
~楽しい毎日がずっと続くかと思えば
I've seen lonely times when I could not find a friend
~友達を見つけられず淋しいときもあった
But I always thought that I'd see you again
~それでも君にはまた会えると思っていたんだ
Won't you look down upon me, jesus
~神様、僕を救ってください
You've got to help me make a stand
~どうか僕を立ち直らせて
You've just got to see me through another day
~1日でも長く見守っていてほしいのです
My body's aching and my time is at hand
~体中が痛み出し、死はもう目の前
And I won't make it any other way
~あなたに頼るしか道はありません
Oh, I've seen fire and I've seen rain
~激情も悲しみも経験してきた
I've seen sunny days that I thought would never end
~楽しい日々が永遠に続くかと思えば
I've seen lonely times when I could not find a friend
~友達を見つけられず孤独なときもあった
But I always thought that I'd see you again
~それでも君にはまた会えると思っていたんだ
Been walking my mind to an easy time my back turned towards the sun
~太陽に背を向け、楽な道を選びながらここまで来た
Lord knows when the cold wind blows it'll turn your head around
~神は知っているんだ。冷たい風にさらされるまで人が気づかないことを
Well, there's hours of time on the telephone line to talk about things to come
~電話越しにこの先どうなるか語り合ったこともある
Sweet dreams and flying machines in pieces on the ground
~でも結局のぞみは打ち砕かれ、バンドはバラバラになってしまった
Oh, I've seen fire and I've seen rain
~強烈なショックも冷たいシャワーも経験してきた
I've seen sunny days that I thought would never end
~楽しい日々が永遠に続くかと思えば
I've seen lonely times when I could not find a friend
~友達を見つけられず孤独なときもあった
But I always thought that I'd see you, somehow,one more time again now,
~それでも君にはまた会えるんだと思っていた。どうにかしてもう一度だけ
Thought I'd see you one more time again
~もう一度君に会えると信じていた
There's just a few things coming my way this time around, now
~色々なことが生きてると降りかかってくるけど
Thought I'd see you
~今はただ君に会いたい
Thought I'd see you fire and rain, now
~つらいときもそうでないときも、君にいてほしかった
"James Taylor"がデビューしたころ、
親しくしていた友人の"Susanne"が自殺した事件がありました。
でもそのことを "Taylor"が知ったのは半年後。
デビューが上手くいって忙しくしていた彼の状況を知っていた友人たちが
教えずにいたのです。
半年後死を知らされた彼はこの曲を一気に書き上げました。
デビュー時の音楽業界のスタッフ側との軋轢~自分が望んだバンドで
デビューできなかったこと~"Taylor"自身もそういう環境で
苦しみからドラッグにはまり、鬱を発症し、精神病院で治療をうけたことなどが
このメッセージになっています。
『生きていれば災難が降りかかってくる。
でも、信頼しあい愛しあっている友は話を聞いてくれるし
同じ場にいなくても人生をともに歩んでくれてるんだ』
という普遍的メッセージになっているのです。
"Thought I'd see you fire and rain, now"
最後のラインからは『僕にうちあけてほしかった』という
"Taylor"の本音が感じられます。
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