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執筆者の写真jazzdrumclub

名曲千夜一夜物語-410~"The Maker"-Daniel Lanois-1989


アルバム"Acadie"収録

Daniel Lanois – vocals,guitars,omnichord

Malcolm Burn – keyboards, guitars,

Brian Eno – keyboards, vocals

Tony Hall – bass

Willie Green – drums

Art Neville – piano

Aaron Neville – backing vocals


多くのミュージシャンに愛され演奏され続けている"Daniel"の佳曲。


米国を代表するバンドであり『ジャム・バンド界のゴッドファーザー』とも呼ばれる"Grateful Dead"の"Jerry Garcia"が率いる

"Jerry Garcia Band"による1992年の演奏です。



"Daniel"のライブヴァージョン。

本人の手にかかると、説得力が全然違います。






単純な構成の曲が多いので見逃されがちですが、

"Daniel"はライブで命を与えられるような曲を多くかいています。


Jazzの場合、気持ちの良い和声進行をもつ曲を絵画のキャンパスにみたてて、

そのキャンパスに自由に絵を描くごとく即興演奏をし

人間の感情のドラマを表現します。


"Daniel"の場合、メロディーが活かされ、それを美しくするアンサンブルを

ライブで魅せるスタイルです。

ある種『ギターアレンジ』の宝石箱をみせてもらっているかのようです。


熟練した演奏技術と高いハーモニー感覚をもっているのがわかります。

奇をてらうのではなくシンプルに曲を輝かせる力が

彼の魅力です。


次は彼がプロデュースしたレジェンドアーティストの名盤をとりあげます。

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