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執筆者の写真jazzdrumclub

名曲千夜一夜物語-404~"Dear Gertrude"-Paula Cole-1994


アルバム"Harbinger"収録

Paula Cole - vocals, keyboards

Kevin Barry - guitars,

Paul Bushnell - bass

Jay Bellerose - drums,percussions

Gerry Leonard - guitars,

Mark Hutchins - programming



Erik Friedlander - cello,Juliet Hafner - viola,Laura Seaton,Mary Rowell,Eileen Ivers - violin

"Paula Cole"のデビューアルバム"Harbinger"はまさに隠れた名盤です。

このアルバムは"Kevin Killen"という

当時新鋭のサウンドエンジニアによってプロデュースされました。


彼は2005年にgrammy賞を受賞していますが、このアルバムを制作した頃はまだ

コネクションも制作力も十分ではなかったのでしょう。

充分なプロモーションもなく、

販売実績はさんざんな結果に終わってしまいました。




"Paula"はこのあとの2作目"The Fire"をセルフプロデュースで成功させ、

grammy賞7部門にノミネートされる快挙を成し遂げています。

その予感を充分に感じさせる作品であり、彼女自身も

今現在でもこのアルバムからの曲を歌い続けています。


2010年のライブ映像です。

海賊版で音がよくないですが....







音楽家としてのキャリア初期~主に20代で名作を制作したアーティストは

実にたくさんいます。

"Paula Cole"もその一人です。

音楽制作はできてもプロデューサーの大事な職務であるプロモーションには

当然ながら経験が全くなかったことがこのあとの彼女の歩みに影を落とします。


3作目"Amen"も1999年にセルフプロデュースで発表するのですが、

自分の本質が何かを忘れ、流行りのダンスミュージックに大きくシフトしてしまい

セールスも伸びず、大失敗をおかしてしまいます。

その後2007年までアルバムの制作は途絶えます。


しかし能力のある彼女を周囲は見捨てませんでした。

"Blood, Sweat & Tears"のドラマーであり、プロデュース業に転身した

"Robert Wayne Colomby"がプロデュースを務め、

作曲も他の作家と共作して曲を仕上げたアルバムを2007年に発表したのです。


"Paula Cole"はデビュー時期にカナダでトップアーティストとして活躍していた

シンガーソングライターのコンサートのオープニングアクトを務める機会を得て、

それが彼女の成功の大きなきっかけともなりました。

そのアーティストが "Sarah McLachlan"です。

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