アルバム"Magick Brother"収録
Daevid Allen – vocals,guitar, bass
Gilli Smyth – space whisper
Didier Malherbe – flute, saxophone
Rachid Houari – drums, percussion
"Canterbury scene"の中心的存在"Gong"。このサウンドは今でいうならば"post rock"とも言えるサウンドです。これを1969年に制作したのは、欧州を放浪していた"Daevid Allen"。
オーストラリアで生まれた彼は欧州に渡りヒッピーのように生活しつつ音楽活動をはじめました。
1950年代に米国で起こった社会運動~ビートジェネレーションを思想の背景にもち、個人の解放と意識の浄化を基本においていて、時代的背景もあってドラッグカルチャーとの関係もあります。そのような環境がこのようなAcid的で静的サウンドを生んだのかもしれません。

アルバムを通してどの曲も微妙な作りこみがされていて、"Free Jazz"の感覚でポップスをつくったように感じさせる作品です。
インスピレーションを記録したようなフレーズであるのに再現性も高いと思われる完成度の高い作品です。
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