アルバム”Facing you”収録。
Keith Jarrett – piano
Producer - Manfred Eicher
Catalog No - ECM1017
"Keith Jarrett"初のECMからのアルバムがこの"Facing you"です。
この時"Jarrett"は26歳。"Miles Davis group"で弾いていました。このアルバムがレコーディングされた1971年11月10日は"Jarrett"がメンバーとして演奏した"Miles Davis Septet"のノルウェーのオスロでのLIVEの翌日です。
"Jarrett"といえば、インプロビゼイションでのソロライブが有名です。それをうかがわせるルーツがここにあります。21歳で"Art Blakey"率いる"The Jazz Messengers"でデビューして5年、勢いのある時期だった頃です。

音楽においてはそれぞれのキャリアの初期である20代の頃に歴史に残る名作を残すアーティストが多いという事実があります。
特に"Progressive Rock","Hard Rock"の場合は顕著ですが、
Jazzの場合もおなじようなことはみられます。
Jazzの場合は技術の上達がプラスになる要素が大きいので、ロック程顕著ではないかもしれません。しかし音楽理論、知識の情報を得ることが必ずしも良い作品を産み出すことにつながらないのは、Jazzも同じです。
"Jarrett"のソロピアノの原点がここにあります。
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