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名曲千夜一夜物語-298~"Elephant Talk"-King Crimson-1981


アルバム収録"Discipline"

Adrian Belew – guitars, lead vocals

Robert Fripp – guitars, guitar synthesizer,

Tony Levin – Chapman Stick

Bill Bruford – drums,






70sにシンフォニックなサウンドや"Jazz-rock"的なスタイルで名盤をたたきだした"King Crimson”は

アルバム"Red”-1974年以降制作が止まりました。

"Robert Fripp"を中心にGreg Lake,Ian McDonald,Peter Sinfield,John Wetton,ら軸となるメンバーと

シンフォニック、ハードロック、フリージャズ、インプロビゼーションなどの手法で制作してきましたが前作"Red"を終えて、言い方は悪いのですが、発想と衝動が尽きたのかもしれません。


もともと"Fripp"はクラシカル的な和声法と構築美を理解し、愛しながらも同時に、

インプロビゼーションによる瞬発的創造-音空間も追求した人です。

彼は、その両方の立ち位置から同時に並列して制作を続けてきたひじょうに稀な、音楽家です。

ほとんどのミュージシャンはそのどちらかに立ち位置を定めて制作をします。


この"Discipline"では盟友のドラマー"Bill Bruford"のみを残してメンバーを一新し、過去を

一度リセットした感があります。

目立つのは変拍子のシーケンスフレーズですが、これは現代音楽の"Minimal Music"の手法です。

Steve Reich,György Ligeti,John Cage,らの作品から着想を得たのでしょう。

そして楽器の音作り~エフェクターの多用によって表現の幅を広げました。


ベースの"Tony Levin"は新しい弦楽器"Chapman Stick"を使用しています。

これは弦を弾くのではなく叩いて音をだします。もともとはハープのようなソロ楽器として発明された弦楽器です。


そして鬼才"Adrian Belew"。彼は一度もギターを習ったことがありません。ローカルのバーで弾いていたところ鬼才"Frank Zappa"に声をかけられ、28歳で"Frank Zappa"のツアーバンドのオーディションを受けます。そして採用され、ツアーにでることになり第一線の音楽界にデビューしました。

そこで"Brian Eno"の目に留まり"Eno"の推薦で翌年に"David Bowie"のツアーに雇われます。

このサクセスストーリーのポイントは"独自性"~"Belew"が誰とも違う音色とアプローチを求めた~

ところにあるようです。


この強力な個性の4人によって新生"King Crimson”は他の誰とも違い、そしてカッコいい作品を

制作していくことになったのです。


導入部で"Tony Levin"が"Chapman Stick"ならではの演奏しているのがわかります。










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