まず聴いてください。
このように演奏できるようになります。
ここを目指して進んでいきます。
Practice 1からPractice 7
まであります。
1日1つの”Practice”でもいいですが
「出来たな」と思ったら
どんどん次に
進んでいって構いません。
ただ、次の日は前日終えた章から
始めるとさらに効果があります。
Target
Practice 1
右手~Hi Hat
右手でハイハットを叩きます。
まず、ハイハットを閉じておくので
左足は床につま先をつけたまま
~ハイハットペダルを踏んだまま~にします。
1小節に8分音符を2+2+2+2で8回叩きます。
この時、1・3・5・7拍目を強く
2・4・6・8拍目を弱く叩いて
アクセントをつけます。
4分の4拍子で8分音符を基本単位としたリズムを
8ビートといいます。
8ビートのすべてが、奇数拍を強く、偶数拍を弱くアクセントをつけるわけではありません。
その逆の場合もありますし、
意図的に組み合わされる場合もあります。
まずは4分音符を2つに分けて
8分音符となった場合に
最初を強くして、次を弱くする。
アクセントをつけることで、
右手のフィンガリングを身につけましょう。
ベースとピアノと一緒に演奏している感覚
音が重なっている感触を感じてください。
ベースとピアノの演奏に自分の叩いている
右手(ハイハット)が
重なっている気分になるよう、
演奏と一体になっているように感じられるよう
タイミングに集中して、
調整をしてみてください。
肩、腕に力みがないよう、
「脱力」
を心がけてください。
ドラムを演奏するのに
肩に力を入れる必要はなく、
ひじから先の腕の筋肉で叩くのです。
Practice 2
右手~Hi Hat ,右足~Bass Drum
左手~Snare Drum
右手がいい感じになったら、
左手(スネア)と右足(バスドラム)を加えます
左手(スネア)は右手の3拍目・7拍目と重なるタイミングです。
右足(バスドラム)は各小節1拍目と
2小節目の5・6拍目と4小節目の8拍目です。
右足はすべて右手とタイミングが重なります。
右手にしっかり合わせていきましょう。
ベースとピアノと一緒に演奏している感覚
音が重なっている感触を感じてください。
ベースとピアノの演奏に自分の叩いている
右手(ハイハット)が
重なっているように、
演奏と一体になっているように感じられるよう
タイミングに集中して、
調整をしてみてください。
肩、腕に力みがないよう、
「脱力」
を心がけてください。
ドラムを演奏するのに
肩に力を入れる必要はなく、
肘と手首と指でスティックを
コントロールします。
強弱のスティックコントロールは
指でスティックをコントロールするので
フィンガリングと呼びます。
Video Lessonの
『Traditional Grip Advance』
を参照してください。
◆右足(バスドラム)の踏み方
Videoを観てください。インストラクターは"Weather Report"などで活躍するPeter Erskine氏 です。
『踵をペダルにつける”Heel Down"と踵を上げる”Heel Up"。
足を安定させるにはペダルにつけた方がいいし、弱拍はこちらでないとむつかしい。
一方、強拍は踵を上げた方がいいし、早く踏む場合も踵を上げた方がコントロールしやすい。
踏まない時は、ペダルの上に踵をつけて
両方を組み合わせて踏むのが良い。』
ということを語っています。
最初は『踵をペダルにつける”Heel Down"』から始めましょう。
足に力をつけてから”Heel Up"に取り組んで大丈夫です。
Practice 3
右手~Hi Hat ,Snare Drum,右足~Bass Drum
左手~Snare Drum
Practice3のポイントは
アクセントがオモテ(奇数拍)からウラ(偶数拍)に変わってもぶれないようにする。
2小節目を見てください。
右足が4分1拍目から8分2・4拍目に
移動しています。
右手の弱拍のところで右足を踏むので、どうしても右手も強くなってしまうかもしれません。
最初のうちはそれでもかまいません。
このようにオモテを踏んでいたのがウラに変わる時
2小節目の「1拍目が休み(休符)」であることを強く意識します。
「休符も演奏する」
叩くところだけ意識されてきたと思います。
踏まない→踏む→踏まない→踏む
「休符を演奏する」
~叩かないという演奏をする~
8分から16分、16分から8分など
叩く速さが倍になったり半分になったりしても
ぶれない。
8小節目・16小節目をみてください。
7から8、15から16に入ったときに、
早くなってしまう、これをリズムが「走る」
といいますが、
そうならないためにはどうしたらいいでしょう。
●16分の1拍目を強く、2・3・4拍を弱く叩き
4分音符の速さを感じて叩きます。
4分音符1個には16分音符4つがはいります。
4分音符を感じるために、4つのうちの1拍目だけを強くしようということです。
強弱をコントロールするには
スティックを振り上げる高さを調整します。
■練習の流れ
①右手でハイハットを叩く。強弱を意識します。
②左手(スネアドラム)を加えて右手&左手で。
③左手をいったん省いて、右手と右足(バスドラム)だけで関係を確認します。
④全体で叩きます。
Practice 4
右手~Crash Cymbals.,Hi Hat ,Snare Drum,
右足~Bass Drum,左手~Snare Drum
クラッシュシンバルをつかった演奏です。
Practice 3と同じですが
赤丸のところだけ、ハイハットではなく、
クラッシュシンバルを右手で叩きます。
クラッシュシンバルはこのように進行の区切りの頭で使うことが多いです。
詳細を入力してください
ドラムセットではドラムに向かって座って
左の前方に
クラッシュシンバルがあります。
ハイハットを叩いてきたのと同じタイミングで
クラッシュシンバルを叩くだけです。
トップシンバルの右側のシンバルは
サイドシンバルですが、
使い方としては音色を増やす目的で使います。
演奏内容はPractice 3と同じなので、参考音源として105 bpmでお聴きください。
Practice 5
右手~Cymbals,Hi Hat ,Snare Drum,Tom
左手~Snare Drum,Tom
右足~Bass Drum,
手の動きは同じです。スネアドラムを部分的にタムに変えたヴァージョンです。
Practice 3 ができていれば問題なくできます。
実際にドラムセットで叩いてみてください。
スネアドラムからタムに移動する時に慌てて
早くならないように意識しましょう。
8小節目のように
次の小節に行く前にスネアドラムやタムでフレーズを叩いて進行を勢いづけるフレーズを
フィルイン~Fill in~といいます。
Standard 40 American Drum Rudiments
~スティックコントロールのトレーニング~
ルーディメント~rudimentと呼ばれる
スネアドラムを叩くときの
基礎的技術~フレーズ~が
マーチングドラムの分野で定められています。
”The Percussive Arts Society”という団体が
40のルーディメントを規定してドラムと
パーカッションの技術の充実に努めています。
スティックコントロールを高めるのに
非常に有効な練習ツールです。
があります。
覗いてみてください。
1曲叩けるようになってからで大丈夫!
Practice 6
右手~Cymbals,Hi Hat ,Snare Drum,Tom
左手~Snare Drum,Tom
右足~Bass Drum,
Practice6はドラムの音はなく、
かわりにメトロノームの働きをする、
クリックと呼ばれる4分音符を刻んだ音がはいっています。
譜面にそって叩いていきましょう。
崩れず、引っかからず、叩けたあなたはもう立派なドラマーです!
Practice 7
最後は、ドラムの音はなく、クリックもありません。しかし勿論、実際の演奏にはクリックはないのです。一緒に演奏する仲間の音を聴いて
演奏するのです。
ベースに集中して、一緒にピアノも聴く。
メロディーは進行の確認程度で耳にさりげなく入ってくる程度でよいです。
Practice 7は、
『周りの音を聴いて演奏をする』という、演奏でもっとも大事なトレーニングです。
演奏とは聴くことだ、というのは多くの名プレーヤーの言葉です。
自分の出している音は、ほとんど2割以下
8割9割は相手の音を聴いているというのが上手な演奏、プレイヤーの姿です。
最初はとまどうでしょうし、Practice 7 をやるにあたっては
実際に人間と演奏しているわけではないので人と演奏するよりむつかしいです。
でもだからこそ、トレーニングになります。
何度も何度もチャレンジして楽しんでください。